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2024年3月1日
3月の過ごし方読了予測:約7分

春の不調を整える体調管理の秘訣
春になると、身体が重く感じたり、眠気やだるさが抜けなかったりしませんか?
この季節は、気温や湿度の変化により、体内のバランスが乱れやすくなります。
ここからは、アーユルヴェーダの視点から春の体調管理について紹介していきます。
白湯で風邪やウイルス対策をする
アーユルヴェーダでは、消化力(アグニ)が健康の鍵を握るとされています。
春はカパの影響で消化力が低下し、身体が重く感じることがあります。
消化力を高めるには、朝起きたらまず白湯を飲み、体内の循環を促すことが大切です。
白湯は身体を内側から温め、消化をサポートするだけでなく、体内の毒素(アーマ)を排出する助けにもなります。
朝の空腹時にゆっくりと白湯を飲むことで、腸が活性化し、1日のエネルギーの巡りが良くなるでしょう。
白湯にスパイスを加えると、さらに消化を促進できます。
たとえば、「ショウガ」や「クミン」を少量加えることで、消化を助けるとともに身体を内側から温める効果をアップできます。
風邪やウイルス対策については、下記の記事もチェックしてみてください。
オイルケアで花粉症の重症化を防ぐ
冬はヴァータ(風のエネルギー)が優位になりやすく、身体はバランスを取るためにカパ(水のエネルギー)で補おうとします。
カパを増加させたまま春を迎えると、身体のエネルギーが滞り、花粉症の症状が強くなってしまいます。
そこで、おすすめなのが、オイルケアです。
温めたセサミオイルやアーモンドオイルで、全身ゆっくりとマッサージしてみてください。
身体の巡りが良くなり、老廃物の排出が促されるため、重だるさを解消し、花粉症を軽減できるでしょう。
また、頭皮にオイルを塗布し、軽くマッサージすることで、リラックス効果も得られます。
下記の記事では、春に最適なヴァータオイルの効果を紹介しているので、ぜひチェックしてみてください。
旬の食材で英気を養う
アーユルヴェーダでは、自然の流れに沿った食事をすることが大切だとされています。
春は苦味のある食材や軽やかな食材を取り入れることで、カパの増加を抑えられます。
たとえば、「春の山菜(タラの芽、ウド、セリなど)」を積極的に食べるのがおすすめです。
苦味のある食材には、デトックス効果があり、冬の間に蓄積した毒素を排出する手助けをします。
また、「発酵食品」や「スパイス(ショウガ、クミンなど)」は、冷えを防ぎ、消化力を高められるので、カパが増加する春の食事には積極的に取り入れましょう。
春におすすめのスパイスを取り入れる
春は消化の滞りを防ぐために、スパイスを積極的に取り入れるのがおすすめです。
ショウガ、ターメリック、ブラックペッパーなどのスパイスは、身体を温めながら消化力を強化し、毒素(アーマー)の排出を助けます。
白湯やスープに加えたり、料理に取り入れることで、日常的に無理なく摂取できます。
また、春は甘いものや乳製品を摂りすぎるとカパが増えやすくなるので、間食や飲みものには注意が必要です。
スパイスを上手に活用して、ドーシャのバランスを整えましょう。
カパが増加する春に取り入れたいセルフケアの方法
春はカパが増加しやすい時期です。
身体が重く感じたり、倦怠感を覚えやすくなるため、セルフケアでドーシャのバランスを整える必要があります。
ここからは、春に実践したいセルフケアのポイントを紹介します。
デトックスを意識して水分を取る
春はカパのエネルギーが増加しやすく、体内に水分が溜まりやすい時期です。
余分な水分や老廃物を排出するために、こまめな水分補給を心がけることが大切です。
適切な水分摂取は血流の循環を促し、消化力(アグニ)を安定させることで、身体のだるさやむくみの解消につながります。
ただし、冷たい飲み物は消化力を弱めるため、常温か温かい飲み物を選ぶことが大切です。
白湯やハーブティーを取り入れると、身体を温めながらデトックス効果を高められます。
また、朝起きてすぐに白湯を飲むことで、腸を刺激し、1日の体内リズムを整えられます。
適切な水分補給を習慣化し、春特有の不調を予防しましょう。
軽い運動で老廃物の排出を促す
春は、カパの影響で倦怠感やむくみが抜けにくくなることがあります。
倦怠感やむくみを予防するためには、代謝を高め、老廃物の排出を促してあげることが大切です。
体内の循環を促すには、軽い運動がおすすめです。
ウォーキングやストレッチ、ヨガなどの、無理なく続けられる軽い運動を習慣にしましょう。
とくに、朝に軽い運動をすることで血流の循環が促進され、エネルギッシュな1日を過ごせます。
春は、新しい習慣を始めるのに最適な時期です。
運動習慣を身に着けて、心身のバランスを整えましょう。
セルフマッサージで血流の循環をよくする
春は、血液やリンパの流れが滞りやすくなります。
セルフマッサージを取り入れることで、血行を促進し、老廃物の排出がスムーズに行われます。
とくにおすすめなのは、オイルマッサージです。
オイルマッサージは、オイルの効能とマッサージの相乗効果が得られます。
温め効果のあるセサミオイルやアーモンドオイルを使用することで、より血流が促されます。
セルフマッサージをルーティンに取り入れることで、春特有のだるさや冷えを解消し、1日を快適に過ごせるでしょう。
下記の記事では、セルフケアの重要性をお伝えしています。
アーユルヴェーダ的春の注意点
春は気候の変化が激しく、体調を崩しやすい季節でもあります。
アーユルヴェーダの観点から、春に気をつけるべきことを紹介します。
春を快適に過ごすヒントとして、参考にしてみてください。
身体を冷やさない
春先は寒暖差が激しく、身体が冷えやすい時期です。
春の体調不良は、冷えによる血流の滞りが関係していることが多いため、身体を冷やさないことが大切です。
冷たい飲み物や生野菜を控え、温かいスープやハーブティーを積極的に取り入れましょう。
また、春は気温の変化によって自律神経が乱れやすくなります。
自律神経が乱れると、免疫力も低下してしまうので注意が必要です。
外出時は羽織ものを持ち歩き、急な気温の変化にも対応できるようにしましょう。
とくに、足元を冷やさないようにし、夜は湯船に浸かって身体をしっかり温めるのがおすすめです。
暴飲暴食を控える
春は冬に蓄積した老廃物を排出し、身体がデトックスを進める時期です。
一方で消化機能が不安定になりやすい時期でもあるため、暴飲暴食を控え、消化に優しい食事を心がけるのがおすすめです。
揚げ物や脂っこい食事、甘いものを摂りすぎると、カパが増加して、体調不良につながるので注意しましょう。
規則正しい生活を心掛ける
春は気温や湿度の変化や生活の変化によるストレスで、自律神経が乱れやすくなります。
そのため、規則正しい生活を意識して、心身のバランスを保つことが大切です。
毎日決まった時間に起床し、食事を摂ることで、体内時計を安定させられます。
また、「睡眠の質」も春の健康管理において重要なポイントです。
寝る前にスマホやパソコンの使用を控え、リラックスした状態で就寝することで、良質な睡眠がとれ、自律神経のバランスを整えられます。
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