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2025年3月25日
セラピストに資格は本当に必要?資格の種類・有無による違い・選び方読了予測:約9分

「セラピストになるには資格が必要なの?」、「いろいろな資格があるけど、どれを取得したらいい?」と疑問に思う人も多いでしょう。
リラクゼーション業界は、資格がなくても働けますが、資格を取得することで専門知識や技術の証明になり、信頼性の高いセラピストになれます。
その結果、リピーター客がついたり、収入が上がったりするため、セラピストになるなら資格を取得するのがおすすめです。
この記事では、セラピスト資格の種類や費用、資格の有無による違いについて解説していきます。
自分に合った資格の選び方を紹介しているので、資格を選ぶときの参考にしてください。
Contents
リラクゼーションセラピストに資格はいらない?
リラクゼーション業界は、資格がなくてもセラピストになれますが、資格を取得することで、雇用先や顧客からの信頼を得ることができます。
ここでは、「セラピストには何が求められるのか」「無資格セラピストとの違いはなんなのか」という点を解説します。
セラピストに求められる知識
セラピストには、身体の構造や筋肉の働き、リラクゼーション効果を最大限に引き出すための手技など、多くの専門知識が求められます。
また、施術だけでなく、カウンセリングや接客スキルも重要です。
とくに、アーユルヴェーダの知識を持っていると、お客様の体質や不調に合わせた施術が行えるため、ワンランク上のセラピストになれます。
資格を取得することで、セラピストとして重要な知識を体系的に学び、より効果的な施術ができるようになるでしょう。
資格の有無によるセラピストの違い
資格を持つセラピストと、未経験からスタートするセラピストでは、キャリアの進め方やスキル習得のスピードに違いがあります。
資格を取得していると、基礎的な知識があると判断され、就職や転職が有利になるケースが多いです。
しかし、資格がなくても実務経験を積めば技術を習得できるため、実際に働きながら学びたい人には未経験採用のあるサロンを選ぶのがおすすめです。
ただし、無資格の場合、施術の幅が限られることや、専門的なアドバイスができないため、お客様から「頼りない」と思われてしまう可能性があります。
そのため、セラピストを目指すなら、資格取得を視野に入れるのがおすすめです。
セラピスト資格の種類
アーユルヴェーダセラピストの資格には、民間資格・国家資格・国際資格の「3種類」があります。
資格によって難易度や権威性が異なるため、自分の目指すキャリアや目的に応じて、取得を目指す資格を選ばなくてはいけません。
ここからは、それぞれの資格の特徴を紹介します。
民間資格
民間資格は、各団体やスクールが独自に認定している資格です。
国内のアーユルヴェーダスクールやリラクゼーション関連の協会が発行しており、初心者向けの資格から、プロ向けの高度な資格まで幅広く展開されています。
民間資格は、特定の基準を満たせば取得できるため、比較的短期間で資格を取得できるのが特徴です。
資格によって難易度が異なり、座学講習だけで取得できるものもあれば、指定講座を修了し、実技試験に合格しなければ取得できない資格もあります。
資格によって難易度や試験範囲に差異があるため、資格取得後にどのように活かしたいかを考えたうえで、学習内容やカリキュラムを確認し、希望にあった資格を取得しましょう。
国家資格
国家資格は、国が定める基準を満たした公的な資格であり、高い専門知識や技術の習得を証明するものです。
日本では、アーユルヴェーダ単体の国家資格は存在しませんが、整体や柔道整復師、鍼灸師などの医療系国家資格を持ったうえで、アーユルヴェーダを学ぶ人も多くいます。
国家資格を取得することで、医療機関やリハビリ施設での施術が可能になるほか、健康保険が適用される施術を実施できます。
そのため、医療の分野でアーユルヴェーダを活かしたい人は、国家資格の取得を目指すのがおすすめです。
また、インドでは、国家資格として「アーユルヴェーダ医師(BAMS)」が認定されています。
国際資格
国際資格は、海外でも通用する資格で、スパセラピストやエステティシャン向けのものが多くあります。
国際資格を取得することで、海外のホテルスパやリゾート施設での就職や独立に役立ちます。
海外で活躍したい人や、より専門性を高めたい人は、国際資格の取得を検討するのがおすすめです。
セラピスト資格については、下記の記事でもくわしく紹介しているので、参考にしてみてください。
セラピストの資格取得にかかる費用
資格取得にかかる費用は、資格の種類やスクールによって異なります。
初心者向けの民間資格の場合、数万円程度で取得できますが、難易度が高くなるほど費用も高くなる傾向にあります。
独立開業を目指すセラピスト向けの資格では、「100万円」程度かかることもあるようです。
一方、国家資格は専門学校への入学が必要なため、「200万〜300万円」程度がかかることが一般的です。
国際資格も、試験や研修費用がかかるため、比較的高額になる傾向があります。
セラピスト資格取得後のキャリアパス
セラピスト資格取得後は、さまざまな働き方が考えられます。
たとえば、セラピストとして経験を積みたい人は、リラクゼーションサロンやスパでの勤務が一番に考えられます。
独立・開業を目指す場合は、施術技術だけでなく、経営や集客のスキルも必要になるため、セラピストとしての下積みは必須です。
また、ヨガやフィットネスと組み合わせたパーソナルジムのトレーナーや、スクール講師としての活動を行うこともできます。
国際資格や国家資格など、難易度の高い資格を取得すると、海外のスパや医療機関での勤務、介護施設でのリラクゼーション施術など、医療・福祉分野でも活躍できるでしょう。
セラピスト資格の選び方
セラピスト資格はとても多くの種類があるため、「どれを選んだらいいんだろう」と悩んでいる人もいるでしょう。
そこで、セラピスト資格を選ぶポイントを紹介します。
どの資格を取得するか悩んでいる人は、参考にしてみてください。
働きながら取得できるか確認する
仕事や家庭と両立しながら資格取得を目指す人は、柔軟な学習スタイルを採用している講座を選ぶのがおすすめです。
オンライン講座や通信講座を実施しているスクールであれば、仕事と資格取得の勉強を両立しやすいでしょう。
実技スキルを身につけたい場合は、短期集中の通学講座と組み合わせることで、効率よくセラピストの技術を身につけられます。
働きながらセラピスト資格を取得したい人は、下記の記事も参考にしてみてください。
目指すキャリアパスに合った難易度の資格を選ぶ
セラピストは、職場によって求められる資格が異なります。
たとえば、リラクゼーションサロンでは民間資格でも問題ありません。
しかし、医療機関や介護施設での勤務を目指す場合は、国家資格を取得した方が、採用されやすくなります。
将来的なキャリアプランを考え、必要な資格を選びましょう。
無理なく資格取得を目指せる費用か確認する
資格取得には受講料や試験料がかかるため、予算内で取得できる資格を選ぶ必要があります。
初心者向けの講座は数万円程度で受講できるものが多いですが、専門的な資格や国際資格になると、100万円近くかかることも珍しくありません。
スクールによって、利用できる支払い方法も異なるため、資格取得にかかる費用や支払い方法を確認し、無理なく資格を取得できる講座を受講しましょう。
認知度や信頼性の高い資格を選ぶ
資格によって、業界での評価や知名度が異なります。
信頼性の高い資格を取得することで、就職や転職の際に有利になります。
とくに、国家資格や国際資格は、高いスキルを有していることの証明となるため、お客様や勤め先から信頼を得やすくなるでしょう。
資格を選ぶときは、希望の就職先やキャリアプランを考え、将来的に役立つものを選ぶのがおすすめです。
セラピスト資格取得を検討している人によくある疑問
ここからは、セラピスト資格の取得を検討している人が疑問に思うポイントを紹介します。
セラピストに向いている人はどんな人?
セラピストに向いているのは、人の役に立つことが好きな人です。
人と接することが好きで、相手に寄り添う気持ちを持てる人は、セラピストとして活躍しやすいでしょう。
また、施術は体力を使うため、体力や手先の器用さも求められます。
体力に自信がない人は、ウォーキングやランニングなどで基礎体力を付けるのがおすすめです。
セラピストはライフステージの変化に対応できる?
セラピストは体力を使う仕事のため、年齢を重ねるにつれて身体への負担が大きくなることがあります。
とくに、女性の場合は妊娠や出産の時期に施術が難しくなることもあり、「長く続けるのが大変なのでは?」と不安に感じる人もいるようです。
また、セラピストの収入は職場や働き方によって差があり、経験やスキルが不足していると収入が安定しにくいこともあります。
そのため、「重労働のわりに収入が低い」と感じる人もいるでしょう。
しかし、スキルを磨き、キャリアプランをしっかり立てることで、収入アップを目指すことは十分可能です。
また、セラピストは働き方の自由度が高く、ライフステージに応じて柔軟に働けるメリットもあります。
たとえば、「子どもが幼稚園や学校に行っている間だけ働く」といった働き方もできるため、出産後のセカンドキャリアにもおすすめです。
セラピスト資格は数種類を比較して目指すキャリアに合ったものを選ぼう
セラピストの資格にはさまざまな種類があり、それぞれ難易度や学習範囲・費用・業界での認知度が異なります。
自分のキャリア目標に合った資格を選ぶことで、より専門的な知識や技術を身につけ、活躍の幅を広げられるでしょう。
自分に合った資格を見つけ、新たな一歩を踏み出してみてください。
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